小型犬との暮らし / トイレ

犬のトイレがうまくいかないときに。置き場所と誘うタイミングを見直そう

さっき連れていったのに、またトイレの外で……。失敗が続いて困ったら、広さ・行きやすさ・褒めるタイミングを見直してみましょう。室内の配置例と練習の順番を図解します。

まず押さえたいこと
  1. 01

    トイレには、愛犬の体全体が入り、くるりと向きを変えられる広さを用意します。

  2. 02

    寝起きや遊んだ後など、出やすいタイミングにそっと誘いましょう。

  3. 03

    できたら、排泄が終わった直後に、その場で褒めます。

トイレへ連れていったときは出なかったのに、少し目を離したら床にしていた。片づけが続くと、「教え方が悪いのかな」と落ち込んでしまいますよね。シートを増やすべきか、場所を変えるべきか、迷うこともあると思います。

まずは、愛犬がトイレへ行きやすいか、体がきちんと収まっているかを見てみましょう。叱る回数を増やすより、間に合いやすい場所とタイミングを整えることから始めます。

失敗した場所に、見直すヒントがあります

前足はシートに乗っているのに、お尻だけ外へ出ていませんか。その場合は、「トイレに行くこと」が分かっていないとは限りません。小型犬でも、体の長さや排泄するときの姿勢によって、思ったより広い場所が必要なことがあります。

一方、いつも離れた部屋でしてしまうなら、トイレまでの道のりを見てみます。途中の扉が閉まっていたり、遊んでいる場所から遠かったりすると、間に合わないこともあります。まずは失敗の多い場所を一つ思い出し、広さか行きやすさのどちらを変えるか考えましょう。

寝床とトイレを分け、行き来しやすくしましょう

トイレは、普段過ごす場所から行きやすく、人の出入りに驚かずに使える位置に用意します。寝床や食事の場所とは分け、トレーの上で体全体が収まるか確認してください。はみ出す場合は、同じ場所でシートの面積を広げてみると違いが分かりやすくなります。

まだ場所を覚えている途中なら、最初から家じゅうを自由に歩かせず、見守れる部屋を中心に過ごしてもらう方法もあります。その中でも寝床、水、遊ぶ場所を確保し、トイレへ自分で行けるようにします。トイレに閉じ込めて出るまで待つ、ということではありません。

図解 01遊ぶ場所からトイレまで、迷わず行ける配置に
1寝床・水2遊ぶ場所3広めのトイレ道を空ける
  1. 寝床と水を置く

    休む場所は排泄場所と離し、いつでも水を飲めるようにします。

  2. 見守れる場所で遊ぶ

    そわそわしたら気づける範囲で一緒に過ごします。

  3. 広めのトイレへ行ける道を空ける

    扉や荷物でふさがず、体全体がシートに乗れる広さを用意します。

上から見た一例です。トイレと寝床の間に物を置かず、愛犬が通れる道を確保します。

寝起きや遊んだ後に、そっと誘ってみてください

トイレへ誘うなら、眠りから起きた後、食事や水を飲んだ後、遊んだ後が一つの手がかりになります。床のにおいを嗅ぐ、くるくる回る、急にそわそわするなど、愛犬ならではの様子があれば、それも覚えておきましょう。

誘ってもすぐに出なければ、長く待たせず、見守れる場所へ戻します。その後も様子を見て、出そうなときにもう一度誘ってください。「何時間おきなら必ず大丈夫」と決めるより、その子の生活の中で出やすいときを見つけていきます。

図解 02こんなタイミングで、トイレを気にかけましょう
  1. 起きた後

    遊び始める前に、トイレへそっと案内します。

  2. 食事や水を飲んだ後

    その後の動きを見守り、そわそわしたら誘います。

  3. 遊んだ後

    ひと休みする前に、排泄したそうな様子がないか見ます。

必ず排泄する時刻表ではありません。愛犬の様子を見て誘うための目安です。

できたら、終わった直後にその場で褒めます

トイレで排泄を始めたら、途中で大きな声をかけずに見守ります。終わったところで、「できたね」と穏やかに声をかけ、小さなごほうびを渡しましょう。台所へ戻ってから渡すより、その場所で褒めた方が、何を褒められたのか伝わりやすくなります。

ごほうびは、犬が勝手に食べられず、人はすぐに取れる場所へ準備しておくと続けやすくなります。使う分は一日の食事量に含め、食事制限がある場合は獣医師に確認してください。褒めた後は、また普段の過ごし方へ戻して構いません。

図解 03「できた」を伝える順番
  1. 静かにトイレへ誘う

    追いかけたり、無理に押し戻したりせず案内します。

  2. 終わるまで待つ

    排泄の途中では、抱き上げたり大声を出したりしません。

  3. その場で褒める

    終わった直後に声をかけ、ごほうびを渡します。

排泄を急かさず、終わった直後の短いひと声を大切にします。

失敗した後は、静かに片づけて次の準備を

見つけたときには終わっていた、ということもありますよね。後から排泄物を見せて叱っても、次にどこでしてほしいかは伝わりません。片づけたら、「次は寝起きに早めに誘おう」「トレーを少し広げよう」と、次の一回の準備へ気持ちを向けてみてください。

同じ敷物で繰り返す場合は、においが残っていないかも確認します。床材に合い、犬がいる環境で使えるクリーナーを説明に従って使い、乾くまで近づけないようにしましょう。失敗を減らすために水を控えさせたり、長く我慢させたりする方法は避けてください。

うまくいった一回を、次につなげましょう

記録するなら、「起きてすぐ誘ったらできた」「夕方、遊びに夢中で間に合わなかった」と短く残すだけでも役立ちます。家族で共有できれば、次に誰が誘うときも同じ工夫を試せます。すべての失敗を数えることが負担なら、うまくいった場面だけメモしてみましょう。

今までできていたのに急に失敗が増えた、排尿時に痛そうにする、血が混じる、飲む水が増えたときは、しつけの問題と決めず獣医師へ相談してください。何度も排尿の姿勢を取るのに尿が出ない場合は、速やかに動物病院へ連絡しましょう。

よくあるご質問

もう少し、知りたいこと。

シートに乗っているのに、はみ出してしまいます。

まずは、排泄するときのお尻の位置を見てみましょう。体全体が入り、向きを変えられる広さへシートを広げると、収まりやすくなる場合があります。

場所もシートも、一度に変えた方がよいですか?

できれば一つずつ変えてみてください。例えば広さを変える日は、場所とシートの種類はそのままにすると、愛犬が使いやすくなったかを見やすくなります。

成犬になってからでも、室内トイレを覚えられますか?

成犬でも新しい習慣を学べます。これまでの排泄場所や床の感触を参考にしながら、行きやすい場所に用意し、できた直後に褒めるところから始めましょう。

この記事の参考資料

家庭での対応を確認するために参照した資料です。団体名の下に、参考にした内容を記しています。

執筆・編集:Peach Lily ONE 編集部(AI編集支援)。体調に気になる変化がある場合は、獣医師にご相談ください。編集方針を見る

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