小型犬との暮らし / 留守番

犬の留守番が心配なときに|家で一緒にいる時間から始める練習

出かけようとすると吠える、ドアの前で待ち続ける。そんな愛犬を残して外出するのは心配ですよね。休める場所のつくり方、飼い主が見える距離での練習、不安が強いときの対応を図解で紹介します。

まず押さえたいこと
  1. 01

    まずは留守番中の動画で、休めているかを確かめましょう。

  2. 02

    在宅中に少し離れ、落ち着いているうちに戻る練習から始めます。

  3. 03

    吠えて苦しそうなときに、静かになるまで我慢させる必要はありません。

出かけようとすると玄関までついてきて吠える。見守りカメラを開くと、ドアの前を行ったり来たりしている。そんな姿を見ると、外出中も気になってしまいますよね。いきなり長い留守番に慣れさせようとせず、今日は飼い主さんが家にいる間に、愛犬が少し離れた場所で休めるかを見てみましょう。

「静かにしているか」だけでなく、休めているかを見ます

帰宅したときに元気に迎えてくれても、留守番中ずっと安心していたとは限りません。動画がある場合は、吠え声に加えて、横になって休めるか、出入口を見続けていないか、部屋を何度も往復していないかを確認してみてください。食べ物を置いた場合は、食べ終わった後の様子も見ます。

一方で、窓の外を人が通ったときだけ吠えて、その後は寝ていることもあります。いつ、何をきっかけに動きが変わったかが分かると、窓を見えにくくするのか、離れる練習が必要なのかを考えやすくなります。様子を確かめるために、わざと長く一人にする必要はありません。

いつも休んでいる場所から準備しましょう

留守番のために新しい部屋を用意するより、普段からくつろいでいる場所をまず候補にします。使い慣れたベッドと水を置き、暑すぎたり寒すぎたりしないか、外の人影が気にならないかを確認しましょう。トイレへ無理なく行けることも大切です。

在宅中の練習では、ゲート越しに飼い主さんが見える配置が役立つことがあります。ただし、ゲートに慣れていない犬は、仕切られるだけで落ち着かなくなることもあります。その場合は閉めずに同じ部屋で練習を始めます。カメラは犬の全身と出入口が映る位置に置き、コードには触れられないようにしてください。

図解 01在宅中の練習を始める部屋の配置
1寝床・水2見える場所へ離れる3カメラ
  1. ベッドと水を置く

    普段から休んでいる場所を使い、楽な姿勢で横になれるようにします。

  2. ゲート越しに飼い主が見える

    最初は姿が見える位置にいて、犬が落ち着いて過ごせるかを確かめます。

  3. 全身と出入口をカメラに映す

    休み方と、出入口へ向かう動きの両方が分かる角度にします。

ゲートを使うのは、犬がその場所で落ち着いていられる場合です。

一歩離れて、すぐに戻るところから始めます

犬がベッドで落ち着いているときに、飼い主さんが一歩だけ離れ、すぐ元の場所へ戻ってみましょう。犬がそのまま休んでいられたら、穏やかに声をかけます。立ち上がるだけで慌てて追ってくるなら、まずはそばに座り、本を読むなどして、一緒に静かに過ごす時間をつくります。

少し離れてもくつろげるようになったら、見える範囲で距離を延ばします。姿が見えなくなる練習は、その後で構いません。最初は出入口の向こうへ一瞬移って戻るだけにし、犬が落ち着いているうちに終えましょう。時間を延ばすことより、安心して待てた経験を重ねることが大切です。

図解 02家にいる間に試す、短い練習
  1. そばで一緒に休む

    犬がくつろげる場所に座り、静かに過ごします。

  2. 一歩離れて、すぐ戻る

    犬が落ち着いている間に戻ります。

  3. 見える範囲で少し離れる

    姿を隠さず、休んだままでいられるか確認します。

  4. 一瞬だけ見えなくなり、戻る

    前の練習が無理なくできてから試します。

犬が慌てるようなら、前に落ち着けた距離へ戻しましょう。

吠えてしまったら、静かになるまで待たなくて大丈夫です

離れた途端に吠えたり、入口を引っかいたりしたら、その回は穏やかに戻って終えましょう。不安で苦しそうな犬を「ここで戻ったら甘やかすことになる」と待たせ続ける必要はありません。次は姿が見える場所に戻す、離れる時間を短くするなど、もっと手前からやり直します。

声が出ていなくても、部屋を歩き回り続ける、震える、普段好きな食べ物を口にしない場合は、その様子もメモしておきます。扉に体をぶつける、自分を傷つけるなどの行動がある場合は練習を中止し、獣医師へ相談してください。急に留守番を嫌がるようになったときも、体調を確かめましょう。

図解 03離れたときの様子と、次にすること
愛犬の様子飼い主さんができること

横になったまま、ゆっくり休める

今できている短さを何度か繰り返し、急に延ばしません。

入口を見張る、歩き回る、鳴く

穏やかに戻り、次は近い場所・短い時間から始めます。

扉に体をぶつける、自分を傷つける

一人にする練習を止め、安全を確保して獣医師に相談します。

吠え声だけで決めず、体の動きと休み方も合わせて見ます。

昨日できた長さに、今日も合わせなくてよいのです

来客が続いた日や、いつもと違う時間に散歩した日は、愛犬が休みにくいこともあります。昨日は少し待てたからと、毎回同じだけ離れなくても構いません。戻った後もなかなか落ち着かないなら、次回はもっと短くするか、その日は一緒に休みましょう。

メモは「飼い主が見える場所で一歩離れたら、横になったままだった」という一文で十分です。上着を着たときからそわそわする、鍵を持つと玄関へ走る、といった出来事も書き添えると相談に役立ちます。できなかった点だけでなく、安心して過ごせた場面を残していきましょう。

仕事で留守にする時間は、練習と分けて考えましょう

数秒から練習している間にも、仕事などで外出が必要になることはあります。その時間をすべて練習と考えて我慢させるのではなく、家族に頼む、シッターを利用する、愛犬に合う預かり先を探すなど、一人になる時間を減らす方法を考えましょう。飼い主さんだけで抱え込まないことも大切です。

預かり先を選ぶときは、他の犬と一緒でも休めるかを確認します。集団が苦手な犬には、人が自宅へ来る方が合う場合もあります。留守番中の動画と、日中にどれくらい家を空ける必要があるかを相談先へ伝えると、練習と暮らしの両方を続けやすい計画を立てられます。

よくあるご質問

もう少し、知りたいこと。

出かける前にたくさん散歩すれば、留守番できますか?

排泄を済ませ、適度に体を動かすことは役立ちます。ただ、疲れさせるだけで一人になる不安がなくなるとは限りません。散歩後に休む時間を取り、短い練習を別に行いましょう。

留守番用のおもちゃを置けば安心ですか?

おもちゃが助けになる犬もいますが、それだけで安心できるとは限りません。まず在宅中に安全に遊べるかを確かめ、食べ終わったり遊び終わったりした後の様子も見てください。

何時間までなら、一人にしてよいですか?

年齢、体調、排泄の間隔、実際に休めているかによって違います。一般的な時間を目標にせず、愛犬が安心して過ごせる長さと、必要な世話を基準に決めましょう。

この記事の参考資料

家庭での対応を確認するために参照した資料です。団体名の下に、参考にした内容を記しています。

執筆・編集:Peach Lily ONE 編集部(AI編集支援)。体調に気になる変化がある場合は、獣医師にご相談ください。編集方針を見る

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